子どもの発達に応じた療育プログラム
Rehabilitation Program
子どもの「育つ力」を伸ばすためには、その子の年齢や発達段階に応じた遊びや刺激が必要になります。例えば、精神障がいや発達障がいに関わる学問の一つ「発達心理学」においては、人間は以下のような発達過程を経ると言われています。
〜ピアジェ博士(スイスの発達心理学者、「認知発達論」)〜
・0〜1歳(感覚運動期)五感で学ぶ
・2〜7歳(前操作期)直感的に学ぶ、ごっこ遊び、自己中心的、右脳中心
〜ホワイト博士(米国のハーバード大学元教授)〜
・誕生〜1ヶ月半:おっぱいを吸う、視覚・聴覚
・1ヶ月半〜3ヶ月半:手への関心、足の運動、手と口の協調動作
・3ヶ月半〜5ヶ月半:探索、好奇心の入り口、寝返り、蹴る動作
・5ヶ月半〜8ヶ月:お座り、ハイハイ、人見知り、原因と結果、言葉の認識の入り口
・8ヶ月〜14ヶ月:短期的な記憶力、じっと見て観察、言葉に反応、分離不安
・14ヶ月〜24ヶ月:保育者への関心、単語を話す、読み聞かせ、感覚運動知能(やってみる)、好奇心(楽しむ)、運動(細かい手の動き)、社会性(保育者との関わり)
・24ヶ月〜36ヶ月:他の子への関心、完成行動(何かの絵を描く、積み木で何かを作る)、想像の世界を作り上げる、真似をする、問題解決力、論理的思考
もちろんこれらはあくまで目安に過ぎません。そのためひえだきっずでは、こうした知識をベースに、個々の子どもに合わせた療育プログラムを組み立てていきます。
1日の流れ(平行通園の場合)
Weekend program
※下記は幼稚園などにも通園しているお子様の場合の一例です。必ずしも1時間のみのお預かり時間になる訳ではありません。詳細はよくある質問で>
・始めの挨拶
・子どもたちに今日の内容を分かり易く説明
・日常生活の訓練となる身体を使った運動遊び
・創造性や表現力を高める塗り絵や粘土などの感覚遊び
・社会性を高める集団遊び
・心と身体をほぐすストレッチやマッサージ など
図形・空間認識や手先の器用さ向上を目的とした積み木やパズル
モノの名前や概念の学習と発音練習を目的とした絵合わせやカード遊び
手先の作業と集中力の向上を目的にコイン入れ
手先の器用さと皮膚感覚や想像力を養う目的で粘土遊び
協調性やバランス能力の向上を図る細い台の上を渡る汽車ポッポ
ルールを守ることや協調性運動を目的としたボール投げ
・今日の振り返り
・次回の内容を分かり易く説明
・クールダウン(水分補給・お手洗い)